スイミングコーチってどんな職業? 指導歴26年の現役コーチがぶっちゃける!

更新日 2021年7月12日

 

「水泳の選手をしていたので、スイミングスクールで教えたいです。」

 

「スイミングスクールで教えてもらったコーチが優しくて、キラキラしていたのでスイミングコーチになりたいと思いました。」

 

「昔、スイミングコーチをしていたので、子供が小学校に通っている間にもう一度スイミングコーチで働きたくて応募しました。」

 

「カラダを動かすことは得意なので、スイミングコーチになりたいと思いました。」

 

👆のような動機を、スイミングコーチの採用面接を担当してきて聞きました。

みんな素晴らしいですよね♪

 

 

こんな質問も受けたりします。

・休みの日は施設が使えるんですか?

・水泳を教えるのは初めてなんですが、大丈夫ですか?

・社会保険に入れますか?

 

楽泳コーチ

『スイミングコーチ』は生後約半年〜大人まで、幅広い年齢層の方に水泳を教えます。

「楽しみながらカラダを鍛える事ができる水泳」を教える『スイミングコーチ』がどんな職業なのかを(仕事内容や給料、資格など)現役コーチの視点でお伝えしていきます🔥

 

本記事を読むと分かること

  • スイミングコーチの仕事内容がわかる
  • どんな人が向いているかがわかる
  • スイミングコーチに対しての疑問を解決する事ができる

約10分で読む事ができます。

 

らくえい (楽泳)は、年代や人それぞれの身体の特徴を踏まえた水泳指導や、水泳初心者の気持ちを考えた言葉の選び方、補助の仕方を考える、プロのスイミングコーチです。

 

資格

  • 日本スポーツ協会 水泳コーチ1(旧 水泳指導員)
  • 健康マスター・普及認定講師
  • 健康マスター エキスパート
  • 中学校教諭一種免許状(社会)
  • 第二種衛生管理

 

 

働き方

水泳だけを教える『スイミングスクール』とジムなどが併設している『フィットネスクラブ』の2種類があります。

 

一般的に

『スイミングスクール』

子供への指導がメイン

競泳に力を入れているところが多いので、競泳に関わりたい人向け

『フィットネスクラブ』

幅広い年齢の方が利用される

競泳だけでなく、ダイエットやリハビリ、初心者水泳指導など、お客様の目的に応じた指導が必要

スイミングコーチだけでなく、フロント(受付)や電話対応、商品販売なども行う

仕事内容

  • 水泳指導
  • 監視業務
  • スクールの管理業務(出欠管理、テスト管理など)
  • イベント企画
  • 販促活動
  • 商品販売

など

『水泳指導』

働く場所によって異なりますが、マタニティースイミングや親子ベビー、水慣れ〜4泳法習得、選手、成人向けスイミングなど広い範囲で指導をすることが出来ます。

年齢や泳力により指導の仕方など変わりますが、得意な部分を持ちながらも全ての人たちに水泳指導を行えるようになると、コーチとしてのやりがいを感じれます。

選手コースを指導しているコーチは必ず親子ベビーを担当するようにというスイミングスクールもあります。

珍しいですが・・・😁

 

 

『監視業務』

プールで溺れている人がいないか、危険がないかの確認を行います。

水泳はケガが他のスポーツに比べて少ないですが、『溺れる』や『飛び込みでの頚椎損傷』など命に関わる事故が起きるかもしれない運動です。

お客様に危険な環境を作らないというのが監視の重要な業務になります。

 

 

『スクールの管理業務(出欠管理、テスト管理など)』

スクールを行うクラブは進級制度を利用しているのがほとんどです。

(進級制度がないスクールは聞いたことがありません。)

 

日々の業務として、出欠確認があります。

お休みが続く子供には、電話連絡をしたり、お手紙を書いたりします。

 

月単位の業務では、休会あけや退会をする子供に連絡があります。

水泳を続けてもらうためにもフォローは必須です。

 

テストが1ヶ月または2ヶ月ごとに行うのが主流ですが、子供や保護者へのテスト合否のお知らせや次月から、どのクラスで練習をするか決める配置表作成なども行います。

 

 

『イベント企画』

夏祭りやクリスマス会、キャンプやスキーイベントなど年中行事を行うスクールも多くあります。

水泳だけでなく、子供たちに集団だからこそできるイベントを企画します。

  • 企画書の作成
  • 取引先とのやりとり
  • イベント告知
  • イベント当日の進行
  • 報告POP作成・ブログ作成

などやること満載ですが、プール以外の子供たちの表情を見たりするのは、楽しいので終わったあとには、やってよかった〜♪と思いますよ。

 

 

『販促活動』

スクールではスクール生からの月会費が主な売り上げになります。

スクールが成長し、いいサービスを届けるためにも在籍を伸ばさないといけません。

新規スクール生獲得のためにも販促活動が必要です。

  • ポスティング
  • サンプリング
  • 幼稚園営業
  • DM(ダイレクトメール)の宛名書き

えっ!こんなこともするの?ということも販促活動ではあるでしょう。

 

 

『商品販売』

特にフィットネスクラブで多いですが、売上の一環として水着、水泳用品の販売、サプリメント販売などを行うこともあります。

もちろん、ノルマがあるので、働く場所がどんなところなのかを採用面接の時に確認しておくといいです。

雇用形態

 

正社員、アルバイトがあります。

 

『正社員』

変形労働時間制

1日8時間勤務というのは、スイミングコーチは厳しいと思います。

土曜日、日曜日などレッスン参加者が多い曜日は8時間勤務を超える場合があるので、週または月の中で勤務時間を調整して働くというのが基本です。

選手担当は朝練や大会引率など通常勤務プラスα働く場合もあります。

(最近では、労務環境の改善で選手活動を考慮してくれるクラブが昔より多くなりました。)

 

『アルバイト』

クラブで働いて欲しい必要な時間を採用条件として提示されます。

フリーターであれば、全時間

主婦であれば、午前中からお子様が帰ってくる時間まで

学生であれば、夕方から夜まで

というように一般的には考えられています。

 

給料

 

 

『正社員』

月収は16万〜30万あたりが多いです。

勤務年数や役職に就くことにより給料は上がっていきます。

スイミングコーチで役職がつくということは、チーフ(スイミング責任者)、支配人(クラブの責任者)というように管理職になることを言います。

水泳指導から少しずつ離れていくということは覚悟しなければなりません。

 

『アルバイト』

地域の最低賃金に近い金額のところが多いです。

プールに入水している時間は加給で200円〜400円程度つきます。

給料で考えると、他のアルバイトの方がもらえると思いますが、子供の成長を身近で感じたり、保護者や大人との対応で接客力向上を求める人にはおすすめです。

スイミングコーチと別にダブルワークをしている人も多くいます。

勤務時間

 

『正社員』

働き方改革で異なる場合もありますが、基本は週40時間の変形労働時間制限

 

『アルバイト』

クラブで必要な時間を採用条件として提示されます。

スイミングスクールの担当や監視業務、事務作業を考えると最低でも1回の勤務で3時間程度出勤できる方が採用されやすいです。

 

疑問

資格が必要か

 

『公認水泳コーチ』や『水泳教師』など資格がありますが、資格がないと採用されないということはありません。

スイミングコーチになり、もっと勉強してお客様の力になりたい!と思い資格習得する人の方が多いです。

(ちなみに私は、スイミングコーチになり、10年ほど経ってから資格を取りました)

 

資格を取ることにより、給料が上がることもありますが、何よりも知識を多く得ることができます。

働くスクールによって指導方法や考え方も異なることがあるので、まずは働いてから現場で学び、資格習得で更なるレベルアップを目指すのはいかがでしょうか。

 

『資格』

公認水泳コーチはこちらを参照

👇

水泳指導者ページです。日本水泳連盟(JASF)は、日本の水泳界を統轄し代表する団体として、水泳および水泳競技の健全な普及…

水泳教師はこちらを参照

👇

どんな人が向いているか

 

2つのうち1つでも当てはまる人が向いています!

  • 水泳が好き
  • 人が好き

 

『水泳が好き』

好きなことに関わることができるというのは、仕事として続けるのに必要です。

もちろん、辛いこともあると思いますが、プールという特殊な環境で仕事ができるのは幸せだと思います。

教えるという行為には、相手に対しての熱量が必要です。

好きな水泳であれば、相手に伝える時に自然に言葉に力を込めることができます。

 

『人が好き』

誰かの成長する姿を応援したい!役に立ちたい!

水泳はすぐに身につくものではありません。

積み重ねが必要です。

スクールのマニュアルやカリキュラムを勉強し、お客様より一歩先の知識を持つことにより、お客様と一緒に成長していきましょう。

お客様が目の前で成長していく姿に、やりがいを感じることができます。

 

未経験者でも可能か

未経験者大歓迎です!

スイミングコーチになるのに大きなハードルはありません。

ただし、勉強は人一倍しましょう。

スクールのマニュアルやカリキュラムをしっかり読み、プールで実践してみる。

 

水泳は習い事NO.1です。

理由として、水難事故防止、泳げるようになってほしいといった保護者の願いも含まれています。

そのような願いや想いを受けて水泳指導をするので、中途半端な気持ちでスイミングコーチをするのだけはやめましょう。

 

学生でも主婦でも、定年後でも可能か

どんな人でもスイミングコーチは可能です。

ただし、スイミングコーチは過酷な環境での職場になります。

 

  • 水温が低いプールに長時間入って水泳指導を行う
  • 重いフロア台(水深を浅くする台)を入れたり上げたりする
  • 入水後の事務作業

 

冷え性の人や体力に自信がない方は採用面接のときに相談した方がいいです。

カラダを壊してしまっては、あなたも採用したクラブもwin winの関係になりません。

 

職場内の人間関係

どの職業でもありますが、水泳業界ではベテランコーチ(年齢や経歴)がいます。

ベテランコーチは、頭が硬い人が多くいます。(そうでない人ももちろんいますが😁)

職場内の方向性がハッキリしてみんなで進んでいる場合は良いのですが、バラバラの場合はベテランコーチがいればいるほど、派閥ができている場合があります。

働く環境を重視する場合は、採用面接時にベテランコーチや職場内の環境を聞いてみるのも必要です。(素直に話をしてくれるかどうかは別ですが・・・😅)

 

働きはじめたあとで、人間関係に困った場合は、早めに責任者に話をして環境を整えてもらうことをお勧めします。

起こりうるトラブル

 

  • 子供どうしのケンカ
  • 保護者からのクレーム
  • 成人会員間のトラブルに巻き込まれる

など

 

けっこう、たくさんおきます。

(正直に言いますね😁嘘は良くないので)

 

どのような場面でも気をつけてもらいたいことは

『相手の話をよく聞くこと』

ケンカの場合も成人会員どうしのトラブルも片一方の話だけを聞いて対応をしようとすると、間違った対応をしてしまいがちです。

お互い自分視点で話をします。

関係者の話を聞いた上で、クラブの代表として話をまとめ対応するようにしてください。

もし、自分1人で対応できない場合は、先輩に頼り対応方法を勉強していきましょう。

 

お客様にクラブの情報が伝わっていない場合もあります。

話を聞き、お客様が知らない又は勘違いされている情報を正しく伝えることにより、納得され協力してくださる場合もあります。

 

接客だけなく、ケガや水難事故のトラブルもあります。

  1. ケガや水難事故者を助ける
  2. 協力者を呼ぶ
  3. 事故を時系列で記入しておく
  4. 上長に報告する

トラブルに対してのマニュアルもクラブに準備されています。

スイミングコーチになることができたら、確認しておくことをお勧めします。

水着やユニフォームは支給される?

ユニフォームは支給のところが多いです。

水着はクラブで統一しているところと個人の水着を履いてもいいところに分かれます。

統一されているクラブは支給

個人の水着でもいいところは、個人で準備をするようになります。

 

勤務時間外で施設を使う事ができる?

勤務時間外に施設を利用することができるクラブは多いです。

ただし、クラブによるので採用面接時に確認をした方がいいです。

 

勤務時間外で施設を利用することができる場合は

  • 体力向上
  • 競技力向上
  • 機能改善

など

施設を使い、先輩スタッフやトレーナーに教えてもらいながらトレーニングできるので、仕事で疲れているとは思いますが、活用することをオススメします。

社会保険に入れる?

クラブによりますが、社会保険や雇用保険に入ることができます。

  • 週の勤務時間
  • 学生でないこと

など条件がありますので、確認をしましょう。

現役コーチだからこそ感じるメリットとデメリット

ここからは、現役コーチだからこそ伝えることができる話をしていきますね♪

素直に伝えていますので、参考にしてください😁

メリット

 

  • 「ありがとう」を言ってもらえる
  • 人として成長できる
  • 仲間の大切さを実感できる
  • 『伝える』能力がUPする
  • 就職に有利になる

 

「ありがとう」を言ってもらえる

子供でも大人でも、泳げるように全力を尽くすと、浮けた・クロールの呼吸ができた・25m泳げたなどの節目のときに『泳げるようになったよ!』という嬉しい声と笑顔をいただけます。

感謝されるのは、スイミングコーチとして『やりがい』を感じます。

 

 

『人として成長できる』

子供、保護者、大人と接客する人は多いです。

相手によって、色々と接客する顔を変えないといけません。

大人の会員と同じように子供に接しても、子供たちは笑顔になってくれません。

子供には、友達のように話をしたり、お兄さんのようにモチベーションを上げたり、お父さんのように叱るときはしっかり叱ったり。

接し方を変えることは必要ですね。

 

大人や保護者では、社会のルールや年上の人に対する礼儀作法などを接客を通して学ぶことができます。

クレームなどありますが、情報が伝わっていなかったり、対応がお客様に対して失礼であったり、自分を見つめ直すことができます。

大変ですが、人として成長することができました。

僕は今でも成長させてもらっています。

 

 

『仲間の大切さを実感できる』

スクールは1人ではできません。

水慣れ、板キック、クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ

1時間に50人〜80人、多いときには100人のスクール生を教えないといけません。

みんなで協力しながら、教えていきます。

コーチどうし集まると、子供についての話が尽きません😁

「今担当している子、クロールの呼吸ができないんですが、どうしたらいいですか?」

「あの子は、バタ足が弱いからキックを止めないで、呼吸をさせたらいいよ」

など

スイミングスクール生を上手にすること、クレーム対応、イベント企画などのいろんなことを仲間と一緒におこないます。

そんなときに『仲間の大切さ』を実感できます。

 

 

『伝える』能力がUPする

初心者に水泳を教えるとき、どうやってイメージを持ってもらえるか、伝えたらいいかを考えます。

最初はどうして伝えたらいいか分からない。

子供から大人まで、伝える相手によって伝え方を考える勉強になりますね。

伝え方に悩んだら、仲間に聞いてみましょう。

伝えるのが上手くなりますよ!

 

 

『就職に有利になる』

今までメリットを伝えましたが、どうですか?

こんなことが学生で出来るようになると、就職に有利になることは分かりますよね。

面接での受け応えがいいという声を卒業生から聞きます。

 

 

デメリット

  • 長時間、水の中にいることが多い
  • 給料は一般的な会社に比べると低い

 

『長時間、水の中にいることが多い』

クラブにもよりますが、レッスン時間は約1時間あります。

1時間近くプールに入ったまま、それも水慣れクラスだと子供たちもコーチも動きが少なくカラダを冷やしやすいです。

クラブによっては、ウォームスーツといって水着の上から着る防寒用スーツがありますので、スタッフに聞いてみてください。

暖をとる方法、タイミングを確認しておくといいですね♪

 

 

『給料は一般的な会社に比べると低い』

レッスン中は冷たい水の中でカラダを使い、安全面を意識しながら指導をする。

レッスン後は事務作業やお客様対応をするといった過酷な仕事ですが、残念ながら他の職場に比べて給料は低いです。

 

アルバイトでもコンビニの方が給料が良いということもあります。

社員では、給料が上がるのは役職がついてからになります。

役職がつくイコール管理職になりますので、水泳指導から離れていきます。

 

まとめ

スイミングコーチという職業について知ることができたでしょうか。

泳げるようになったときの子供や大人の『笑顔』は、必ずあなたのやりがいとなるでしょう。

業務内容や労務環境を知ることにより、どんな働き方なのかを想像してスイミングコーチを目指してくださいね!

応援しています😁

ご不明な点などありましたら、いつでも力になります。

お問い合わせください。

 

 

 

 

 

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