歳をとるにつれ、痩せづらい体になってきた。水泳をしてダイエットをしたいと思うけど、効果は現れる?
腰痛や膝が痛く、走ったり筋トレしたりすることが出来ないけど、プールで運動するとダイエットできるって本当?
泳げないけど、大丈夫?
スイミングコーチをしていると、このような質問を受けます。
質問を受けたら、いつもこのように答えます。
水泳はダイエット効果ありますよ。
陸上で歩いたり、走ったりするのが辛い人こそ、水泳をしましょう
・水泳でダイエット効果を知ることができる。
・プールに行き、運動をしてダイエット効果を実感して痩せることができる。
水泳がダイエットの効果があると言われる4つの理由
4つの水の特性がダイエットを後押ししてくれます。
・水温
・抵抗
・浮力
・水圧
水の特性は誰にでも効果を与えてくれます。
水温について
屋内プール施設の水温は体温よりも低い30度前後に設定されている為、人はの体は、水の中にいるだけで体温を上げようとして熱を作り出す。
競泳の大会がおこなわれるようなプールでは水温が28度前後に設定されていますので、運動が終わり、帰るときにはジャグジーやサウナに入って、風邪をひかないように体を温めてから帰りましょう。
抵抗について
水の密度は空気に比べて約800倍なので、水の中は陸上より約800倍の抵抗があります。
水の中で動くスピードを変えることにより2乗倍に抵抗も変わります。
例えると、
1のスピードの場合は1の抵抗になり、3のスピードの場合は9の抵抗になります。
初心者はゆっくり動き、慣れてきた人はスピードを上げると負荷(抵抗)をかけることができます。
マシンを使った筋力トレーニングとは違い、重りで負荷を変えることはありません。
水の中でのスピードで負荷を変えることができるので、ご年配の方も運動しやすい環境にあります。
浮力について
浮力があるので、腰や膝の負担が陸上より少なくなります。
関節や結合組織へのストレスが軽減されるので、
肩まで浸かると体重は1/10に軽減され、
ヘソ付近だと1/2に軽減されます。
外で散歩したいけど「膝が痛くて長く歩けない」という人も
プールに来て30分〜1時間ほど水の中を歩いています。
水圧について
水の中にいるだけで、水圧で筋肉に刺激を与えることができます。
ダイビングをイメージしてもらうと分かりやすいですが、
水深が深くなればなるほど、水圧はかかります。
水圧がかかると体に刺激を受けます。
水の中を歩くだけで、ふくらはぎは圧をうけ、下半身に流れた血液を心臓に戻そうとします。
結果、足の浮腫も軽減されます。
また、肩まで入りながら歩くと、水圧がかかったままで呼吸動作をするので、呼吸をする筋肉が鍛えられます。
そのため、心肺機能を鍛えることもできます。
『腰痛や膝が痛い人でも運動できる?』
腰痛や膝が痛い人こそ、水泳で運動することをお勧めします。
水の特性により、自分の体重を軽減することにより、痛みを感じながら又は不安にならないで運動することができます。
運動をすると、糖質と同時に脂肪の燃焼も始まっています。
しかし、最初は糖質から燃焼され、脂肪が糖質を上回るまで20分以上かかります。
連続20分以上でなく、途中で休憩を入れても問題はありません。
腰や膝への負担が少なくなれば、運動もしやすくなります。
水の中での動きを大きくしたり、
速くすることにより、『抵抗による負荷が変わる』と言うのも陸上の運動とは異なります。
陸上での運動が困難な方は水中での運動がおすすめです。
泳げなくても、水中ウォーキングで効果あり!
水泳でのダイエット効果は泳がないといけないと思われる人がいるかもしれませんが、水の中での運動は
・泳ぐ
・水中ウォーキング
・アクアビクス
などがあります。
泳げなくても、最初は水中ウォーキングからで大丈夫です。
水の特性は、
水の中での動きであれば全てに効果がありますので、
水中ウォーキングやアクアビクスで水の中の動きに慣れて、泳ぐ人を見て泳ぎをはじめたいと思ったら、初めてみましょう。
まとめ
水の特性(水温・抵抗・浮力・水圧)により、水の中での運動はダイエット効果があります。
水泳を始めるにあたり必要な道具は、
・水着
・スイミングキャップ
・タオル
と言う準備する物も少ない量で運動が始められますので、ぜひチャレンジしてみてください。